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トランプ・安部、相棒コネクション

 「トランプ大統領と安倍総理の仲は、かつての『ロン・ヤス』を超えているのではないか?」と言われている。「ロン・ヤス」とはレーガン大統領と中曽根総理の親密さを示した言葉である。最初のきっかけは、まだトランプ氏がアメリカ大統領就任式もしていない2016年の11月17日の夕刻に、安倍総理がトランプタワーを表敬訪問したことだ。

 約1時間半にわたってのトランプ次期大統領との会談であったが、安倍総理は、冒頭で「実はあなたと私には共通点がある」と切り出した。「どうして何が共通なのか?」と怪訝な顔をするトランプ氏に安倍総理は話を続けた。

 「あなたは、ニューヨーク・タイムスに徹底的に叩かれた。わたしもニューヨーク・タイムスと提携している朝日新聞に徹底的に叩かれたけれども、私は勝った」と言ったのだ。

 実にうまい問いかけである。これを聞いたトランプ氏は、右手の親指を突き立てて「俺も勝った」と応じた。

 ニューヨーク・タイムスは反共和党で、ヒラリーを応援していたし、なぜかニューヨーク・タイムスの東京支社が朝日新聞の本社内にある。共に反日系新聞である。これで二人は共通の敵に勝ったことで、意気投合してトランプの警戒心も吹き飛んだ。

 さらに安倍総理は、中国の軍事的な脅威と経済的な危うさ,そして日米同盟の重要さを説いた。「同盟というのは信頼がなければ機能しない。トランプ氏は信頼することのできる指導者であることを確信した」。「いろいろ言われているけれども、トランプ氏はしっかりした人だ。人の話もきちんと聞いてくれる。よい信頼関係が築けるんじゃないか」。「今回は非公式な会談だから内容は差し控える。私の基本的な考え方について話をした」と語った。トランプ次期大統領も「我々は友情を築き上げた」と記者団に告げた。

 フロリダのリゾート「マー・ア・ラゴ」は、トランプ氏が85年に、ある女性大富豪から購入したものだ。安倍総理は、2月にゴルフをすることを約束して、トランプ氏とパームビーチにあるゴルフ場を2か所、計27ホールを回った。たかがゴルフと馬鹿にしてはいけない。ゴルフという共通の趣味は、友好を深めるには最適である。

 「安倍とゴルフできることは素晴らしいことだ。ゴルフの方が昼食よりも親しくできるじゃないか」

「ゴルフがうまいかどうかは問題じゃない。安倍首相が、私のパートナーであることを確認するんだ」スコアはトランプ氏と拮抗したようだ。

 9月20日、国連総会を出席のためアメリカ・ニューヨークを訪れていた安倍総理は、21日に63歳の誕生日を迎えた。そんな安倍総理に、トランプがケーキでサプライズを演出した。「安倍総理が参加するならば、昼食会にも出る。席は隣だから」とトランプ大統領が指定した。二人が、めっちゃ仲良いところを見せつけたのである。安部総理は、この国連総会で「希望の同盟演説」をした。勿論対アメリカとの同盟関係の強化の話である。

 安倍総理というのは、ボクサーに例えれば、叩かれ強いガマンのボクサーである。トランプは相手を徹底的に叩きのめすファイターである。この2人がガッチリ手を組んだのだ。               

 振り返ってみれば2008年9月15日にリーマン・ショックが勃発して世界は「100年に一度の大不況」に突入していった。アメリカ一極世界は崩壊して沈み、かわりに中国が浮上してきた。

 これが日本の政治にも大きな影響を与えて、親中派政党の民主党に政権が交代した。民主党の外交政策は、アメリカとの関係を破懐して、中国に乗り換えて従属することであった。しかし民主党政権は失敗して、日本の政権は、再び自民党安倍政権に返り咲いた。

 これに対して中国の習近平主席は、ロシア、北朝鮮、韓国とともに 「反日統一共同戦線」をつくることで、日本潰しにかかった。とくに韓国の前朴クネ政権とは蜜月で、安倍総理を苛め抜いた。習近平主席は、安倍総理と国際会議で会っても目を合わさず、露骨に仏頂面をしていた。そういう尊大な態度を日本人は何度かニュースで見ているのである。

 また「南京大虐殺事件」と「従軍慰安婦問題」をデッチあげて、ユネスコの記憶遺産に登録して、反日を執拗にプロパガンダした。

 これに対抗して安倍総理は、アメリカ、ロシア、インド、フィリピン、ベトナム、オーストラリアとの外交関係を強化することで、中国に対する包囲網を構築したのである。

 これらの外交・安全保障は、国民の命を守ることで、経済よりも、はるかに大事なことで、安倍総理は、この安全保障政策では、きっちりと外交的な手を打ってきたのであった。

 安倍総理が、一番よい判断をしたのは、15年3月のAIIBに日本が不参加したことである。イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、韓国などが参加したが…

 この度の総選挙は、自民党が過半数を獲得した。もし敗れて安倍総理が辞めれれば、誰が一番喜ぶと思うか?それは中国の習近平主席であろう。結果は自民党が過半数を取って勝利した。

 トランプ大統領が、わざわざ電話で「大勝利おめでとう。強いリーダーが国民から強い支持を得たことは非常に重要なことだ」と安倍総理に祝意を伝えた。mig[1]

 このようにアメリカ大統領トランプと安倍総理は、相棒関係にあり、ロシアのプーチン大統領やインドのモディー首相とも良好な関係を保っている。これは日本の防衛にとって、とても大事なことである。何だかんだと左翼新聞に叩かれながらも、安倍総理の外交手腕は評価に値するものであろう。

 そのトランプ大統領が「日本は武士の国である」と「暗に日本を舐めるんじゃないよ」と、北朝鮮や中国など国際社会に言い放ってくれた。そして11月5日、6日、7日に初来日した。安倍総理と再びゴルフをして夕食前のインタビューでトランプ大統領は「私たちは類いまれな関係だ。私たちも、アメリカと日本の国民も相思相愛。これほど関係が親密だったことはない」と発言した。日本にとっても、これほどの力強い言葉はない。やはりトランプ大統領と安倍総理は頼りになる相棒関係なのだ。完

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