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トランプ大統領が、「オバマ・ゲート」と逆襲のツイート

5月7日、アメリカ司法省が、「FBIの捜査は、合法的ではなかった」として、マイケル・フリン元安全保障担当補佐官の起訴を取り下げた。

 そのことに関してオバマ前大統領が、司法省の判断は、「単に政府機関だけでなく、法の支配に関する抜本的な考えが危険にさらされている」とかみついた。

 ところがトンだヤブ蛇となるのである。

 2日後、トランプ大統領は、「大統領退任を控えたオバマ氏が、フリン氏を標的にして、トランプ政権を妨害した。これは『オバマ・ゲート』であり、アメリカ史上最大の政治犯罪だ。この『オバマ・ゲート』に比べれば、『ウォーター・ゲート』が小さなものに見える」と逆襲のツイートをした。

 事の詳細は、今から約3年4か月前のトランプ政権が発足した時点に遡る。

大統領補佐官に内定していたフリン氏が、就任前に駐米ロシア大使とロシアに対する制裁問題について、話し合った。

それが、民間の外交交渉を禁じた「ローガン法」に違反し、その事実をFBIの取り調べで認めなかったことで、「偽証罪」に問われた。

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 この事件でフリン氏は、大統領補佐官を1と月足らずで解任され、その後「ロシア・ゲート」の疑いをもたれて、ムラー特別捜査官による執拗な追及を受けた。

 このことは発足したばかりのトランプ政権にとっても出鼻をくじかれたような痛手であった。

フリン氏は、当初ウソの供述をしたことを認めていたが、その後FBIの取り調べに問題があったと弁護士をシドニー・パウエル氏に替えて無罪を主張していた。

司法省は、再捜査の結果、フリン氏無罪の判決を下した。

通常は「偽証罪」の逆転判決は、有り得ないことだ。その有り得ないことが現実に起こったのだ。

フリン氏は、この3年間のFBIとの裁判の戦いで、じつに約5憶5000万円の私財を使い、ワシントンの私邸までも売り払ったという。

言わばFBIによって自らの人生が破壊されてしまったのだ。

5月10日のFOXニュースの番組に出演したシドニー・パウエル弁護士は、「全てはコーミーFBI長官と国家情報局クラッパー長官、CIAブレナン長官、そしてオバマ氏が同席した大統領執務室での会議で画策された」こととして、オバマ前大統領の関与も指摘した。

 記者の「この政治スキャンダルが、オバマ氏まで到達するか?」という質問に、パウエル弁護士は「もちろんだ」と答えた。

 もしこの共謀が事実だとしたなら、フリン氏は、「オバマ政権が仕掛けた罠にはまった」というべきだろう。

トランプ大統領は、「彼は、ジェントルマンで罪のない男だ。私を辞めさせようとする動きの中で狙われた。多くの人が責任を取るよう願う。奴らはクズだ」と非難し、「フリン氏を、再びトランプ政権に迎い入れる」と公言した。

現在、この無罪判決がブーメランとなって、コーミーFBI元長官らオバマ政権幹部の関与について、司法省で捜査が行われているが、共和党系のメディアは、オバマ氏がフリン氏を陥れる陰謀に関わっていた可能性があるとして、厳しく追及している。

この突如降ってわいたフリン氏逆転無罪は、ロシア疑惑が、実はオバマ疑惑であったとして、トランプ陣営を勢いづかせて、11月の大統領選を優位に進めていく大きな要因となっていくことだろう。完

 


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