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冷戦終結30周年、懐かしのレーガン大統領①

「アメリカを再び偉大なる国に」というスローガンを掲げたドナルド・トランプ大統領の登場によって、アメリカも世界も急激に変わり始めた。

 このトランプ大統領を見ていると、筆者などの昭和世代は、1980年代に活躍したアメリカ第40代大統領のロナルド・レーガンを思い起こすのである。

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 トランプ大統領は、不動産業のビジネス界から政治家に転身したのであったが、レーガン元大統領は、ラジオ局のスポーツ・アナウンサーからハリウッド俳優を経て、政治家に転身して1966年にはカリフォルニア州知事となって2期8年間を務めている。

   前任のオバマ大統領が中国に対して、弱腰な口先大統領だったように、当時は民主党のカーター大統領が、ソ連に対して、あまりにも軟弱であったので、アメリカの国民は、随分と不満がたまっていた。

 その国民の不満を解消させるために、どちらも「再び強いアメリカ」を訴えて大統領となった。

 ともに、まさにアメリカという国が生んだ個性的なヒーロー大統領である。

 じつはレーガン氏は、大統領選に3度もチャレンジしているのである。

 最初は泡沫候補と言われて惨敗し、2度目は現職のフォード大統領に惜敗し、3度目に、ようやくカーター大統領に大差で勝ってアメリカ大統領に当選できたのは1981年1月のことで、もうレーガン氏は70歳直前であった。

 1985年に公開されたアメリカ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』があるが、タイムマシンで30年前の1955年にタイムスリップした主人公のマーティが、タイムマシンを創った若かりし頃の科学者ドク・ブラウンと会い、自分が未来から来た者であるというが、そんなことを信じないドクが「そうか、じゃあ1985年には誰がアメリカの大統領になってるんだ?」と聞くと、マーティは「ロナルド・レーガンだ」と答えるが、ドクは、あきれて「ロナルド・レーガン?あの俳優のか?なら副大統領は(最近亡くなったコメディアンの)ジェーリー・ルイスか?ファーストレディはジェーン・ワイマン(前の奥さん)か?」と、笑い出してしまうシーンがある。

 上手く出来ていた映画で、もう約30年前の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を思い出すのである。           img_0[2]

 当時は、まさかハリウッドの二流俳優であったレーガンが、大統領になるなど、誰も思わなかったのである。

 このように「未来は、どのようになっているのか?予測不可能であり、どのように展開していくのか、分からない」ところがあるので、想像するだけでも面白いものである。

  この度のトランプ大統領の当選も、それに似ているであろう。一年前はおろか、大統領の投票の結果までは分からなかったからである。

 実際にレーガン大統領も、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の、このシーンが気に入っていてホワイトハウスの映画室で何度も見ていたそうである。

  そしてアメリカ議会で「映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも言っていたように、われわれの行く先には、道路が敷かれている必要はないのです」と演説して喝采を浴びた。 

 1981年1月に、アメリカ大統領に就任して、わずか3か月も経っていない3月30日に、レーガン大統領がワシントンDCのヒルトンホテルの裏口でヒンクリー容疑者に6発撃たれて、病院で弾の摘出手術をする時に「あなた方が、みな共和党党員だといいんだがねえ」とジョークを言って見せた。

 すると医師たちは「大統領、今日一日は、私たちは共和党党員です」と答えたエピソードは有名である。

 また妻のナンシーにも「(弾を)避けるのを忘れていたよ」と、おどけて言ったそうである。

 さらに手術が成功して回復した後の演説中、偶然に風船が破裂した時にも「奴は、またしくじったか」とジョークを言って、またまた聴衆を笑わせた。

 レーガンが大統領に当選してからも「俳優上がりにアメリカの大統領が務まるのか?」と、陰口を叩かれていたが、レーガン大統領の底抜けの陽気さは「何かアメリカの明るい未来を開いてくれるようなリーダーの雰囲気」が伝わってくるようであった。

 実際にレーガン大統領は、ホワイト・ハウスの職員たちにも、すごく評判がよく、威張り散らすことも、言葉を荒げることも、全くなかったという。いつもご機嫌で、笑顔があり、困難な時ほどジョークで周囲を笑わせている不思議な力と魅力を持った大統領であった。

 このようなレーガン大統領が、前向きで、陽気な人間であったのは、ロナルド家がアイルランドからの移民で家が貧しかったけれども、母親が、ものすごく信仰心が厚く、人格が優れていて、息子のレーガンを大切に育てたからだと言われている。 続く

 

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