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マルクスは、偉大な思想家か?トンデモナイその真逆である

  昨年は、マルクス生誕200周年であったそうな。それで中国では、5月4日にマルクスを記念する大会が、中国人民大会堂で行われた。

そこで終身独裁権力を手にした習近平主席が「マルクスの名は、依然として世界各地で、人々の尊敬を受け、マルクスの学説は依然として真理の輝きを放っている」

「我々がマルクスを記念するのは、人類史上もっとも偉大な思想家に敬意を表するためであり……、マルクス主義は、一貫して中国共産党と国家の指導理念であり……」と言う演説をしたという。

 「マルクスが、人類史上もっとも偉大な思想家?」     moscu18[1]

 「そんなことはないだろう。それは大間違いである」と、これまで少なからず哲学・思想を学んできた筆者は申し上げたい。

では筆者の知るカール・マルクス(一八一八年~一八八三年)とは、次のような思想家である。

ドイツの思想家フォイエルバッハが、「神が、人間を生んだのではなく、人間が、神を生んだのである。」と言った逆説の論理に、マルクスは同調して、

 「では、なぜ人間は、神を創る必要があったのか?しかも自らが創った神の前に、なぜ人間は、膝まずくのであろうか?」という疑問を発して、

 「それは、人間が弱いから神を創る必要があったのであろうし、また人間が、無知であるから、神の前に膝まずくのではないだろうか?」と、自答し、

 「では、その人間の弱さや無知の最大の原因は何であろうか?」と、さらに自問し、

 「それは、人間が、経済的に恵まれていないからである」と自答して、

 「その恵まれていない理由とは、労働者たちが、資本家の搾取を受けているからではないか?」などと、マルクスなりの答えを導き出したのである。

 このように「無神論」から現実の経済による社会改革を打ち出したマルクスは、「これまでの哲学は、世界を解釈するばかりで、けして世界を変えようとはしなかった。」としてヘーゲルなどの思弁哲学を痛烈に批判したのである。

 さらにマルクスは、ヘーゲルが、「絶対精神(神)の自己展開である」とした歴史観を完全にひっくり返して、「物質的、経済的、社会的な下部構造こそが、宗教、哲学、科学、芸術などの上部構造を変化させ、歴史をリードし動かしてきたのだ」という「唯物史観」にすり替えてしまったのである。

 マルクスは、ボンで大学教授を志したが、果たせずケルンで野党的なライン新聞を編集し、パリで生涯の友エンゲルスと出会い、共産主義者同盟に参加して、1848年に『共産党宣言』を起草した。

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      エンゲルスとマルクス

 その『共産党宣言』の冒頭には「ヨーロッパ中に一匹のモンスターが暴れまわっている」と書かれていることは周知のとおりである。

 すなわち「共産党」が、「モンスター」であることをマルクス自身が認めているのである。

 であるので現在の中国共産党は、「チャイナ・モンスター」と言うべきであろう。

 マルクスは、またケルンに戻って新ライン新聞を発行するが、共産主義の危険人物とされ、ほどなくロンドンに亡命して、エンゲルスの財政支援で、なんとか生計を保ちながら毎日、大英図書館に足を運んでライフワークの『資本論』第一巻を書き上げた。

 しかし第一次インターナショナルの分裂によって失意の晩年をむかえてから、妻がガンで先立ったうえに、娘が自殺するという悲しみが続き、マルクス自身も闘病生活の中で、草稿やノートを書き残して世を去っている。

 その死後エンゲルスによって編集されて『資本論』の第二巻と第三巻が出版されるのである。

 この「『マルクス主義理論』の根底にあるものは何であるか?」

 それはブルジョアジーに対する被害者意識と反抗心であり、その敵に対する嫉妬心と憎悪と不満のエネルギーを自分たちの社会主義国家創りのエネルギーに換えていこうとする屈折した考え方に発祥している。

 その暴力手段である流血革命や階級闘争による粛清や他国への侵略などによって、数千万人と言われる大量の尊い人命が、「正義であるはずのマルクス主義」の名のもとに地上から葬り去られてしまったのである。

 間違った思想は、さほどに恐ろしいのである。

 大川隆法総裁の『マルクスの霊言』では、

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「だから、わしが神なんだよ」、

「わしはキリストと同じ存在じゃないか」、

「わしは第二のキリストで、『聖書』に書いてある千年王国を、この地上に実現しようとして、共産主義の思想をつくり、『資本論』を書いて全世界の労働者を救おうとしたんだ。わしゃキリストだったんだ」と、傲慢にもうそぶいているのである。

 じつは「マルクス思想」の中には、「弱者の方が正しいのだ」とする古代「ユダヤ教」の原理が入っているのである。その弱者の神が「ヤハウェ」である。

 故に「マルクス思想」は、「隠れたユダヤ教である」とも、言われている。

 それはマルクスが、「千年王国」と言う「労働者たちのユートピア国家」を目指したからであろう。

 しかし、それは権力闘争と粛清と自由への弾圧で、で1億人以上の命を奪った国家であったことが証明されている。

これが「マルクス思想」と言う人類史上最も不幸と悲惨さを招いた思想とソ連や中国などの社会主義国家の実態なのである。完

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