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『ヨハネの黙示録』に書かれている2匹のモンスターと救世主

 『ヨハネの黙示録』には、「世紀末に、2匹のモンスターが現れて、世界を荒らしまわる」ということが予言されている。

 2匹のモンスターとは、「全体主義国家」のことで、かつての「社会主義国家ソ連と現在の社会主義国家中国」を表すというのである。

この「2匹のモンスター」が世界を席巻する時は、人類の大いなる危機が訪れる時でもある。 

 だが、この人類の危機を乗り越えていくために「救世主」が現れてくるというストーリーである。

 その「救世主」の手足となって「モンスター」を退治するのが、アメリカという「巨人」であろう。

 現在、地球上では、2つの異なる体制、2つの価値観を掲げて、米中が世界覇権をせめぎあっている。

「米ソによる第1次冷戦」で、1991年12月に「ソ連と言うモンスター帝国」が崩壊したが、いったんは死滅しかけていた唯物論・無神論の国家が、今度は東洋に、「チャイナ・モンスター」として、再び力を得て復活してきている。

「米中による第2次冷戦」である。

2017年12月18日、アメリカのトランプ大統領は「国家安全保障戦略」を発表した。

その時「弱さは紛争への最も確実な道であり、比類ない力は防衛の最も確実な手段だと認識している」として、「中国とロシアは、アメリカが唯一の超大国である国際的現状を変えようとする現状変更の国家だ」と指摘した。

そして「アメリカの経済繁栄が、国家安全保障に極めて重要だ」と主張した。

2018年1月19日に、トランプ政権のマティス元国防長官が、「国家防衛戦略2018(NDS―2018)」を発表して、「これまでの対テロ戦争ではなく、大国間角逐(かくちく・互いに争うこと)こそが、アメリカの国防にとって最大の脅威である」という国際軍事環境に対する現状認識を示した。

すなわちトランプ政権下のアメリカ国防戦略の基本方針は、「大国間角逐」(軍事大国間における強度な競合)の時代に突入したという現状認識から、この「大国間角逐」に打ち勝つことによって、アメリカの国益を維持できるというのである。

アメリカの言う「大国間角逐」とは、具体的には中国とロシアの軍事力との熾烈な争いのことで、この両国の軍事競争の挑戦に対抗する強いアメリカ国家を維持することである。

またアメリカ軍にとって、日本などの同盟国との国際的な提携が重要になるとした上で、各国の責任分担の必要性も強調した。

したがって日本に必要なのは、独自の「列島防衛戦略」である。そのためには「憲法改正」も、武器による防衛力の強化もしなければならないのである。

このアメリカの「大国間角逐」認識に対して、中国は「中国政府は、世界の支配者ではなく、世界的な提携を目指している」と反論した。

しかしトランプ政権は、「中国は、アメリカの戦略的な競争相手で、南シナ海の軍事化を進めつつ、略奪的経済政策で周辺諸国を恫喝し続ける国で、国際ルールを無視する。経済面での不公正な慣行を持ち、国内において人権弾圧をして、これまでのアメリカの関与政策を踏みにじるような措置ばかりを取ってきた中国は、地球規模で、アメリカの優位性を奪おうとしている」と警告した。

習近平国家主席が終身の独裁者になったことは、自由と民主主義国家とは逆方向の全体主義国家であり、「アメリカは、打撃力を、さらに強める必要がある。真の脅威は中国である」と、明言した。

ついにアメリカのトランプ政権は、中国との軍事対決に舵を切ったのである。

さらに2月2日には、今後5年から10年間にわたる、新たな核戦略の見直し(NPR)を発表した。

それによると、中国・ロシア・北朝鮮・イランの脅威を指摘した上で、同盟国への攻撃に核で報復する意図を示すことで、相手国を思いとどまらせる「拡大核抑止」を強化する姿勢を強調し、次のような新機軸を打ち出した。

 核の先制不使用政策を否定する

 ② 海洋発射型の巡航核ミサイルの研究開発する

 ③ 低爆発力の小型核を導入する

 ④ 核の使用は、核以外の戦略的攻撃を受けたケースも含むとする

このアメリカが発表した「NPR」は、中国の戦域核兵器の限定使用阻止にも言及しており、中国側は猛烈に反発した。

そして「中国の核政策は、核大国において最も抑制的である」と主張した。しかし本当にそうなのか、極めて疑わしいのである。

なぜならミサイル搭載原子力潜水艦を持つ中国は、核ミサイルを使用することができる。これは核の先制使用をも視野に入れた核戦略と言えるからである。

オバマ大統領の時代にアメリカは、いったんは核の先制不使用を打ち出したが、この間隙を縫って中ロが密かに核開発を推し進めていたのである。ロシアに至っては、小型核を開発し、増強して軍事的優位に立っていた。

それらのことに危機感を持ったトランプ政権が、今回のような、はっきりとした核戦略体制の見直しを行ったのである。

この「NPR」は、アメリカが「大国間角逐に打ち勝つこと」を目標にした画期的な核戦略体制である。

     96912638_trump[1]


日本の生き筋は、あくまでも自由と民主主義の価値観を共有するアメリカ側に加勢して、アメリカ主導の世界の構築に貢献することである

間違っても独裁的全体主義国家の「チャイナ・モンスター」に服従し、加勢してはならないのである。

映画「世界から希望が消えたなら。」が上映中であるが、「希望」とは、「救世主」のことであろう。完

 

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