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新文明の潮流は、日本から現れてくる

 現存する文明としては、「ヒンドゥ文明」、「中華文明」、「ヨ-ロッパ文明」、「アメリカ文明」、「イスラム文明」、「ロシア文明」、「アフリカ文明」、「ラテンアメリカ文明」、そして「日本文明」などがある。

 その中でも文明の潮流は、二つに大別される。それは「宗教を要する文明」と、宗教を否定し「無神論」と「唯物論」を掲げる「中華文明」である。現代は、この「宗教文明」と「否宗教文明」との二つの文明の潮流が、激しくぶつかり合っているのである。


 さらに宗教文明どうしでも、「キリスト教文明」と「イスラム文明」とが衝突し、その「イスラム文明」と「ユダヤ文明」とが、ぶつかりあっている構図がある。


 このように世界の文明の流れは複雑、混沌としているかに見えるのであるが、現代の文明の隠れた様相として、「日本文明」と「中華文明」との潮流が、ぶつかり合っていることを見逃してはならない。

 「日本文明」については、『西欧の没落』を書いたドイツのシュペングラーは、その文明の主体性を認めてはいないが、『歴史の研究』を書いたイギリスの歴史学者トインビーは、中華文明の衛星文明として位置ずけているのである。ただ『文明の衝突』を書いたアメリカの歴史学者ハンチントンのみが、「日本文明」の独自性を認めて、これまでの文明の中では、唯一の「一国家、一文明である」としているのである。それは正しい文明論であろう。なぜならば日本文明は、南方系の文明であり、かつて1万5千年以上前に南太平洋上に存在したムー文明の流れを継承した文明だからである。


       
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   イギリスの歴史学者トインビー

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        『歴史の研究』

 
 では「日本文明」が、トインビーが言うような「中華文明の衛星文明であるか?」といえば、じつはそうではない。そのように誤解されるのは中国から伝来した漢字を使用している文化圏だからであろう。しかし日本が使用しているのは、漢字と平仮名とカタカナの文字である。すなわち中国の漢字を独自に日本化してしまったものである。これは明治維新後に西洋文明を取り入れて英語を日本化したことと同じく、文明の受容の原理に基づくものなのである。


 それゆえに「日本文明」は、けしてトインビーの言うような「中華文明の衛星文明」ではなく、ましてや「東洋文明から西洋文明に改宗した背教文明」でもない。それまでの固有の「日本文明」に、新たに「中華文明」や「ヨ-ロッパ文明」を受容して、それを日本独自のものに変容した文明なのである。

 「日本文明」は、その核に独自の宗教である神道に加えて、仏教を習合していることは知られているとおりである。さらには儒教、道教、キリスト教、西洋哲学など外来の宗教や思想をも取り込んでいる。これは「日本文明」が、排他性よりも寛容性を重んじて、それらの宗教や思想を包摂して日本化してしまう特質を持っているからである。


 このように「日本文明」は、流入した外来文明を、ことごとく包摂して、それを独自のものとしてしまう多様性を持つ文明なのである。その意味ではハンチントンの言う「最初に近代化に成功した最も重要な非西欧の国家でありながら、西欧化しなかった日本文明」という認識の方が、トインビーよりも、はるかに正しい文明認識であろう。
  
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アメリカの歴史学者ハンチントンの『文明の衝突』


 また「日本文明」は、自然との共生や、人や社会とに共存できる「共生・共存の原理」を有していて、自然を開発して都市化していく進歩型の「西欧文明」には見られない調和型の文明でもある。しかも明治維新以降に積極的に「ヨ-ロッパ文明」を取り入れて近代化して、従来の東洋文明とを融合させた「日本文明」は、やがて「地球文明」のモデルとなって世界に広がっていく可能性さえ有しているのである。


 その「日本文明」が、現在、戦後からの「自虐史観」と「左翼思想」という思想的病原菌に犯されて、これまで伝統的に日本国民が持っていた宗教心が病に犯されている。「自虐史観」によって日本人は、いつの間にか縮み思考となって、相手国につけ込まれてしまうような卑屈な精神となってしまい、また「左翼思想」によって、神を否定し、人や環境のせいにして、自助努力を怠って国を衰退せしめる亡国への道を歩んでいるかに見えるのである。


 したがって「日本文明」が、斜陽化し始めたキリスト教欧米文明に代わって、「地球文明」のモデルとなっていくためには、日本の国民が、その病巣である「自虐史観」と「左翼思想」を摘出して、本来の健全な宗教心を取り戻さなければならないことが必須条件となってくるのである。


 中国の軍事的脅威に対して国の存亡にかかわる危機感を強めた日本の国民がようやく目覚めつつある。日本政府は、「集団的自衛権」を行使できる法案を国会で通すなど、自国の防衛体制を固めて、これまでの「一国平和主義」から、東南アジアの安定と秩序に貢献しようと積極的外交に転換したのである。中国の覇権戦略を牽制することは、すなわち日本の防衛にもつながるからである。


 そして「左翼思想」の誤りと「自虐史観」の洗脳から目覚めた国民たちが、これまでの歴史認識を見直して、自らの国の誇りを取り戻し、本来の宗教心を持った毅然とした国家を創ろうとしているのである。


 日本人は、長年の歴史の中で培われた「仏教の柔の精神」と「神道の剛の精神」を合わせ持ち、いざとなれば、「特攻隊精神」のように、「共産主義」の侵略者と徹底的に戦う遺伝子をまだ持っていたのである。ここにきて、その日本人としての「サムライ魂」がよみがえってきているのである。日本は古来から神を敬う国であり、神々が生きている国で、けして悪○には屈しない国である。


 たとえ日本は、先の「大東亜戦争」で負けたとしても、戦後の経済力は、戦勝国であるイギリスやフランスやオランダに打ち勝っているというしぶとさを持っている国なのである。すなわち、どのようなことがあっても国の未来を切り拓いていくのが、日本人魂なのである。


 前述したように歴史学者トインビーは「これからの人類の未来には、世界文明の核となる高等宗教が出現してくる」ことを予言しているが、その「『高等宗教』は、はたして、どこから出現してくるのであろうか?」ここが知りたいところであろう。 
 それは、「日本である」。「日本文明」の中に「高等宗教」が胚胎しているのである。その「高等宗教」とは、これまでの人類の文明にはなかった精神性の高みを持つ宗教である。
 であるからにして、まず日本人自身が、その歴史と文化に自信と誇りを取り戻して、「宗教立国日本」として再生させなければならないのである。
 「その上で日本が果たすべき使命とは何なのか?それは日本を、そこまで発展させた精神的高みである宗教や経済力や科学技術力などの日本文明の力で世界を救っていくことではないのか?その高貴なる精神があるか?どうか?」が今問われているのである。


 日本という国は、中国のような大量虐殺を伴った革命を経ずして近代化に成功した国であり、また「東洋文明」と「西洋文明」の融合を成し遂げた国であるが故に、今後、その「日本文明」を世界に発信していける最も近い地点に位置する国でもある。


 すなわちこれまで辺境文明とされてきた「日本文明」こそ、「ムー文明の再興」であり、(拙著『太陽の帝国、ムーの謎』参照)その新文明の潮流が世界に広がって、やがては「地球文明」となっていく可能性を持っている唯一の文明である。


 そのようなことで、新文明の潮流は、日本から現れてくるであろうと結論するのである。完


 もっと詳しくは『日本文明興隆論』で。


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