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中国の経済ハルマゲドンは、いつ来るのか?

 6月28日、29日に大阪で開催されるG20に、習近平主席が出席して、米中首脳会談が行われることが決まったようだ。

 このほど米中首脳会談に先立って、トランプ大統領と習近平主席との電話会談で、「生産的な対話を行った」と、されたからである。

何が話し合われたかわからないが、米中貿易協議が再び軌道に乗るような前向きな兆候が出てきたことが、習近平主席が首脳会談に参加を決めた理由である。

 そのためにペンス副大統領が、6月24日に、予定されていた中国の人権問題を批判する演説が延期された。 

これは首脳会談前に、いたずらに中国を刺激しては、まとまる話もまとまらなくなるという配慮からである。

 米中貿易戦争による関税合戦で、中国経済は、ますます苦境に陥っている。

その一例として、中国国内の食品価格が高騰して国民の生活を直撃している。

まず豚肉が50%値上がっている。これは豚コレラの感染拡大によって100万頭以上の殺処分が行われたからである。

豚肉が上がれば、卵や野菜が10%以上値上がり、果物に至っては、37%も値上がっているという。

間が悪いことには、アフリカコクゾウムシが大発生して、穀物を食い荒らしているという。

また工業生産量は悪化して、昨年1年間だけでも1千万人の企業倒産による失業者と、大量の不良債権を生み出した中国経済は、3700兆円以上の財政赤字を抱えているので、いつまでも耐えられるような状況ではない。

6月14日、トランプ大統領は、米中貿易戦争について、FRBが、利下げすれば、「米中貿易戦争はゲーム・オーバーになる。アメリカが勝つのだ」とツイッターした。

 トランプ大統領は、6月23日のNBCテレビのインタービューで、FRBのパウエル議長を解任し、理事に降格させる権限が、「私にはある」と述べた。トランプ大統領が、パウエル氏をFRBの議長に任命したのであれば、解任する権限もあるというのだ。

 パウエル議長の金融政策について、「彼は政策金利を早く上げすぎた」とし、昨年4回にわたって段階的に利下げしたことを責めた。

特に12月の利上げについて、トランプ大統領が、「ウォールストリート・ジャーナルの記事を読んで判断しろ」と言って利上げに反対したのにもかかわらず、パウエル議長が聞き入れず、利上げして、ニューヨーク株価が大きく下げてしまった前科がある。wor1808220007-p1[1]

そのことが念頭にあったのだろう。トランプ大統領は、「彼が良い仕事をしたとは思わない」と不満をぶちまけた。

このようにFRBのパウエル議長に、トランプ大統領が望むような金融政策を実行するように圧力をかけている。

パウエル議長は、「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明したが、果たして、「いつ利下げを実行するのだろうか?」

そして利上げした時は、トランプ大統領が言うような「ゲーム・オーバー」になって、「中国の経済ハルマゲドン(経済のバブル崩壊)は起こるのであろうか?」

6月7日の人民日報は、「我々が譲歩すると思うな」と、厳しい論調で書かれており、あくまで習近平体制の強国路線を堅持していくつもりであろうが、中国経済は、減速に歯止めが、かからないというジレンマに陥っている。

G20の米中首脳会談で、「習近平主席は、トランプ大統領に、どこまで妥協できるであろうか?」それが見ものである。完

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