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世界は今、「欧米文明」対「中華文明」の衝突が起きている

アメリカの歴史学者ハンチントンの『文明の衝突』という大著があったが、21世紀に入って、まず現れたのが、9・11同時多発テロ事件を発端とした「欧米文明対イスラム文明の衝突」であった。

これがイラク戦争と国際テロ組織アルカイダやイスラム国との戦いにつながっていった。今もアメリカとイランの対立が続いている。

次に現れてきたのが、中国の経済力や軍事力が台頭してきた「欧米文明対中華文明の衝突」である。

これは「信仰・自由・民主」の価値観を掲げる「アメリカ自由主義国家」対「反信仰・反自由・反民主」の価値観を掲げる「中国全体主義国家」の衝突である。

それはトランプ政権と習近平指導部による「米中貿易戦争」によって、顕在化してきたもので、アメリカの覇権に対する中国の挑戦は、「新冷戦」の到来を招いている。

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この覇権国アメリカと中国の冷戦は、かつてのソ連との冷戦とは異なる次元で、「文明の衝突」として捉えなければ、その全貌を把握できないであろう。

オバマ政権の時代には、米中貿易問題の不均衡や南シナ海の軍事化やウィグルなどの人権問題が野放しにされたままであった。

しかし、このまま中国の脅威を放置すれば、やがて「欧米文明」が、「中華文明」に敗北してしまうところまで迫って来ていた。

習近平政権の「一帯一路構想」を隠れ蓑とする世界制覇の野望を挫かなければ、世界は、「信仰・自由・民主」の価値観を否定する非人道的抑圧の「全体主義国家体制」に組み敷かれてしまうという危機感であった。

現在、中国がやっていることは、キリスト教の教会を壊し、ウィグル人やチベット人などに、イスラム教や仏教を棄教させる恐るべき宗教弾圧である。

また国民を監視カメラや顔認証やネット検閲による完全監視社会であり、香港の自由を奪い、台湾への武力侵攻も辞さない圧力である。

さらに債務の罠によって他国の港湾などの植民地化、南シナ海の軍事拠点化、日本が領有する尖閣への執拗な領海侵犯である。

このような中国の全体主義の悪事に対して、トランプ政権が、制裁関税やファーウェイやZTE排除などの強硬な対中政策で、アメリカの犠牲を伴うことも承知の上で、中国とガチンコ対決をしている。

トランプ政権は、中国が覇権国を諦めるまで「新冷戦」の戦いを止めはしないだろう。

かつてのソ連共産党のように、中国共産党を叩き潰すまでやることだろう。

このように「自由主義国家体制」対「全体主義国家体制」の対立において、「信仰・自由・民主」を脅かす戦いに応戦しているのが、「欧米文明」側なのである。

同じく日本・インド・オーストラリア・イギリスを始めとするEU諸国などが、様々な思惑がありながらも、中国包囲網に立ち上がっている。

ただ日本は、この国際局面においても、まだ逡巡して、アメリカにも、中国にもという二股外交をかけて生き延びようとしているかに見える。

日本は、「自由主義」の「欧米文明」を守ろうとするトランプ政権の意図を察して、きっちりとアメリカ側について、この「文明の衝突」を戦い抜くべきである。

それには軍事大国・中国に対する恐怖心の克服がいることだろう。

しかし、この恐怖心を勇気をもって振り払うことができなければ、いずれは中国によって侵略され、隷属国化され、日本の未来はないといってよいだろう。

このような「欧米文明対中華文明の衝突」というマクロの視点を見失ってはならない。完

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