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「ノルマンディー上陸作戦75周年記念式典」の今日的意義

 6月5日、イギリス南部のポーツマスで、「ノルマンディー上陸75周年式典」が、エリザベス女王やトランプ大統領など各国の首脳や退役軍人たちが集まって挙行された。

 翌6月6日にも、フランス北西部のノルマンディーで「ノルマンディー上陸75周年式典」が、マクロン大統領やトランプ大統領や退役軍人たちが集まって行われた。

 「なぜ『ノルマンディー上陸作戦』を、75年経っても、国家の元首たちが集まって、これほど祝うのか?」

 それは、この上陸作戦が、「ナチス・ドイツからヨーロッパを解放した偉大な『自由への戦い』であった」からである。

 現在は、それほど仲が良いわけでもないフランスのマクロン大統領とアメリカのトランプ大統領が、式典に出席して、そのマクロン氏が、「自由を求める国民同士の連帯」を強調して、トランプ氏が「同盟国の絆は断つことができない」と応じて、2人は抱擁を交わしたのである。

 「ノルマンディー上陸作戦」は、第2次世界大戦中の、1944年6月6日、午前6時半に、連合軍によって行われた、ナチス・ドイツが占領していたノルマンディー海岸への大規模な上陸作戦である。

 連合国は、アメリカのアイゼンハワー大将の指揮の下、上陸部隊17万6000人、艦艇5300艘、航空機1万4000機を投入した正式名称は「ネプチューン作戦」と言われる、第2次世界大戦の大きな転換点となった戦いであった。

 この上陸作戦は成功して、連合国は、ナチス・ドイツに占領されていたパリを解放し、西方からベルリンに進撃して、ナチス・ドイツを降伏させたのである。

 しかし戦死・戦傷者は、約12万人にも上り、そのうちアメリカ兵の死者は、約1万人であった。しかも兵士より市民の方が犠牲者が多かったという大激戦であった。

 この「ノルマンディー上陸作戦」は、後世「史上最大の作戦」として、ジョン・ウェイン主演のハリウッド映画となって大ヒットした。

 またスピルバーク監督の「プライベート・ライアン」では、アメリカ軍のオマハ・ビーチへの上陸作戦が描かれているが、この上陸の戦闘シーンは、「映画史に残る20分間」と言われている。

 なぜならば、ここはナチス・ドイツ軍が、もっとも強い抵抗をした戦場であったからだ。

 このように「ノルマンディー上陸作戦」は、連合軍が「自由の大義」のために、多大な犠牲を払って、ナチス・ドイツを撃破した戦いであった。

 アメリカのトランプ大統領が、わざわざ、この日を訪英・訪仏に選んで、「ノルマンディー上陸75周年式典」に、臨んだのは、現代の全体主義独裁国家・中国との戦いに、西側の自由主義国と、再び結束して、打ち破ろうとしているからであろう。

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 「ノルマンディー上陸作戦」の今日的意義は、そこにあるのかもしれない。

 戦略理論の世界的権威であるルトワックは、「アメリカは、中国共産党を叩き潰すまで、戦い続けるだろう」と予見している。

 昨年10月4日のペンス副大統領演説は、事実上の「中国に対する宣戦布告」とも言われている。

 今月中旬には、そのペンス副大統領の第2弾の演説が行われる予定である。完

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