FC2ブログ

記事一覧

「米中貿易戦争」トコトンやればよい。そうすれば

 6月3日、アメリカの通商代表部と財務省は、貿易協議をめぐる中国の対応に「失望した」とする声明を発表した。中国側が「すでに合意をしていた事項を撤回した」ことを改めて非難したのだ。

 一方、中国国務院は「アメリカ側が、中国の主権にかかわる問題に強制的な要求を突き付けてきた」として「貿易協議に曲折を生じさせているのは、アメリカ側の言行不一致」とし、「アメリカ側は何度も要求を変更した」と批判した。 

 ということで、「事実上決裂した協議の責任はアメリカ側にある」との認識で、「中国の核心的利益に関する重大な原則問題については、決して譲歩はしない」と改めて主張した。

 そして「対話のドアは開かれているが、戦いは徹底的に受けて立つ。中国の内需は巨大で、経済の見通しは非常に楽観できる」と強がって見せた。

 それに対してアメリカ側は、「中国が過去にも約束破りを繰り返してきた歴史を理解する必要がある」と指摘した。

 トランプ政権は、米中貿易協議が決裂したことで、関税を5月10日に、10%から25%に引き上げた。さらに残りの3000億ドルの中国製品についても、関税を25%に引き上げるつもりである。

 「米中貿易戦争」が始まってから1年経つが、まだ双方に言い分があって、妥協できないのであるならば、関税合戦をトコトンやればよいと思う。

 そしたら、いつかは、どちらかが倒れる結果となることだろう。

 またシンガポールのシャングリアホテルで、6月1日から「アジア安全保障会議」が開かれていたが、アメリカ国防長官代行のシャナハン氏が講演し、「どんな国も単独で、インド太平洋地域を支配するべきでない」と、中国の南シナ海の軍事支配を念頭に批判した。

また「インド太平洋地域内で、主権が守られることが重要で、航行と上空の飛行の自由も守られなくてはならない」と、中国の軍事拡張主義をけん制した。

そして「アメリカは、インド太平洋地域に変わらぬ関与していく。それは自由で開かれたものにしていくという関与だ。これを永続的に関与する」と宣言した。

                  南シナ海

 これに対して中国の魏鳳和国防相が講演し、台湾や南シナ海問題をめぐるアメリカの対応に、「断固反対を表明する」として、対決姿勢を鮮明にした。

 また「台湾問題に口をはさむものは、必ず失敗するという選択肢しかない」と、アメリカの台湾関与を強く脅した。

 その台湾について「中国から切り離そうとするものがあれば、いかなる犠牲もいとわず戦う」と、勇ましく言明した。

 南シナ海で軍事拠点化を進めている問題でも「中国の主権下にある領土に、施設を作ることが、なぜいけないのか」(しかし国際仲裁裁判所は、そんなことは認めていないが)と、中国がやっていることを正当化した。

 さらに「中国は、戦争を起こさない。周囲に脅威を与えることはない。(もう十分に脅威を与えているが)アメリカが対話したいならドアは開いている。戦いたいなら戦う」と、米中貿易協議と、同じようなことを言って、強硬姿勢を崩さなかった。

 どうやら習近平政権は、米中覇権問題で、トランプ政権に、どんなに追い詰められても、強気の姿勢を崩さないようだ。

 いやトランプ政権に妥協できない立場に追い込まれているといってもよい。偉大な中国のメンツをつぶされれば、習近平政権は持たないからである。

 しかし中国経済は、減速の一途を辿っていて、いつ臨界点にきて、バブル崩壊するかわからない。

 それでも米中両国が、それぞれの正義を主張するのであるならば、台湾問題でも、南シナ海問題でも、トコトン戦えばよい。

 そうすれば覇権戦争に勝利する国があろうし、滅び去る国もあるであろう。

 もちろん日本は、「日米同盟」にのっとって、アメリカ側を支持する。歴史とは、そういうものである。完

 

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

安田一悟

Author:安田一悟
FC2ブログへようこそ!

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
296位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
79位
アクセスランキングを見る>>

来場者数