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新天皇即位によって、皇室の外交は変わった

 5月27日、宮内庁が、国賓として来日中のトランプ・アメリカ大統領夫妻と、新天皇・皇后両陛下の、ご会見の内容を発表した。

 SNSでは、その会話がサイレントにされていたので、分からなかった。

 午前9時47分に、皇居の宮殿「竹の間」では、新天皇とトランプ大統領、雅子皇后とメラニヤ夫人が椅子に座して、リラックスした雰囲気で、それぞれ通訳なしで会話されていたのである。

 このSNSに、日本の国民は、新しい令和の時代の皇室外交に、これまでと違う鮮烈な印象を受けたに違いない。

 まずトランプ大統領が「陛下のご即位後、最初の国賓としてお招きいただいたことを光栄に思います」と挨拶された。

 それに対して陛下は「私の即位後の最初の国賓として大統領をお迎えできることを、うれしく思います」と答えられた。

「譲位について200年以上、行われていないと聞いていますが?」との大統領の質問に、

 「最後の譲位以降、譲位は200年間行われてきませんでしたが、歴史を振り返れば、それが普通とされてきた時代もありました」と説明されたという。

 続いて陛下の「英語力」が話題になり、大統領が「陛下は、英語がお上手ですが、どこで勉強されたのでしょうか?」との質問に、

 陛下は、ご自身が、イギリスのオックスフォード大学へ留学した経験や皇后雅子様が、アメリカのハーバード大学を卒業されたことなどを話された。

その雅子皇后が、生き生きとした表情で、得意の英語を駆使し、にこやかな談笑しながらの皇室外交をしている姿が印象的だった。

 最後に陛下が「昨日は相撲をご覧になられましたが、いかがでしたか?」と話題を振られると、大統領は「相撲は長い伝統があり、また大変力強く、素晴らしいものでした。完会は大統領杯を優勝力士(朝乃山)に渡すことができ、大変良かったと思います。陛下も相撲をご覧になられますか?」との質問に、

 陛下は「それほど、しばしば機会があるわけではありません。また大統領が、昨日ご覧になったほど、近くでは観ません」と返された。

 また雅子皇后さまとメラニヤ夫人との間では、子供の教育やスポーツ、夫人が取り組んでいる青少年育成活動に関することが話題になったという。

 アメリカ大統領夫妻から、陛下に贈られた、ご趣味のビオラに、皇后が「陛下、今夜お弾きになられたら」と話すと、陛下は笑顔を見せられたという。

 宮中晩さん会は、盛大なもので、陛下が「東日本大震災の時の、2万人のアメリカ人のトモダチ作戦を忘れることはないでしょう」という言葉は、どの国が日本の真の友達であるかを認識させるものであった。

 トランプ大統領が、答礼のあいさつで、「令和」が『万葉集』から取られたことに触れ、大伴旅人や山上憶良の歌人の名前が出てきたことには少々驚いた。

 さてトランプ大統領夫妻は、今回の会見と宮中晩さん会で、「新天皇・皇后に、どのような印象を持たれたことだろうか?」

 かなり「クレーバーな新天皇・皇后夫妻と見えたのではなかろうか?」

 トランプ大統領は、護衛艦「かが」で、安倍首相と別れる際に「パーフェクトな訪問だった。天皇、皇后両陛下のお人柄に触れ、感動した」と語っている。

 アメリカなどの国から見るならば、日本は独特の歴史と伝統文化を持つ国に見えるらしい。

 これまでトランプ大統領は、訪問先での外交時間を、そんなに長く使うことはなかったが、今回の日本訪問は、特別だった。

 皇室の伝統を残しつつ、新しい時代の国際色を持った会見だったのではないか。

今後も、皇室外交は、新しい展開になっていくと思われるのである。

日米両国の絆の強さを世界に見せつけたという意味では、トランプ大統領夫妻の天皇・皇后両陛下との謁見は大成功だったといえる。

 

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