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「改革・開放」の鄧小平を否定して、悪夢の「文化大革命」の毛沢東時代に引き戻そうとする独裁者習近平に対する批判

 昨年、7月24日にインターネット上に衝撃的な批判論文が、公開された。

発信者は精華大学院の許章潤教授(55)である。精華大学と言えば、習近平氏が卒業した大学でもある。201903250745431[1] 

     許章潤教授

「国民は今、国家の発展や家族の安全に対して途方に暮れている」と書き出されて、今年の3月の全国人民代表大会で国家主席の任期を撤廃した憲法改正を問題視している。

 任期の撤廃は「(鄧小平が行った)改革開放を帳消しにして、恐怖の毛沢東時代に中国を引き戻し、滑稽な指導者への個人崇拝をもたらすものだ」と批判している。

 「まるで時代遅れの強権国家のようだ。今すぐにブレーキをかけなければならない」と主張して、(なぜこのような知能レベルの低いことが行われたのか反省する必要がある)と痛烈に批判している。

また1989年6月4日に大学生らの民主化運動を武力鎮圧した30年前の「天安門事件」についても触れて「今年か来年の適当な時期に再評価すべきである。これらのことは現代政治の一般常識であり、国民すべての願いだ」と中国共産党に再考を迫った。インターネットの論文は、すぐに消し去られたが、すでに世界に伝わっている。

許章潤教授は、今年の2月にもインターネットに「改革開放を守れ」という論文を発信して、3月に大学側から停職処分を受け、捜査対象となっている。

今、中国では、このような習近平批判をする知識人たちが、次々と拘束されているのである。

そこで思い出すのが、今年の1月24日にスイスのダボスで開催された世界フォーラムの年次総会で、著名な投資家のジョージ・ソロスがスピーチした中国と習近平主席を非難した内容である。

「中国は、世界で唯一の独裁政権ではないが、間違いなく最も経済的に豊かで、最も強く、AIが最も発展した国だ。習近平が一党支配する中国の抑圧的なAIという統制手段を使って支配することは、『開かれた社会』と言うコンセプトを信じる人にとって習近平は、最も危険な敵である」と、世界に警告したのである。

これは中国共産党が、積極的に推し進めているAI監視カメラの設置や指紋や顔認証や声紋やキッシュカードなどの個人情報を一元管理するビッグデータが使われていることである。

これが言論弾圧やウィグルやチベットやキリスト教の地下教会などの宗教弾圧に繋がっているのである。

すなわちイギリスの作家ジョージ・オーウェルの描いた小説『1984年』のような、「閉ざされた社会」であるAI全体主義国家が、現実に登場してきたということである。1984[1]

 ジョージ・オーウェル

「ではアメリカのトランプ政権は、習近平が推し進める『閉ざされた社会』の実現をどのように阻止できるだろうか?」

ソロスは言う。「手遅れになる前に中国に戦いを挑む必要があった。トランプ大統領が中国との貿易戦争に乗り出したのは良かった。

しかしトランプ大統領は、もっと中国に対して、強硬な手段を取るべきである。

貿易戦争を対中国のみに絞るべきである。

知的財産の盗用などをしたファーウエイやZTEには、アメリカは断固とした対応を取るべきだ。

しかし最終的にホット・ウォーに至らないために、何らかの国際的合意が必要である。国際協調を取り戻し、『開かれた社会』を繁栄させなければならない」と、提言している。

 「AI全体主義国家が、恐怖によって世界を支配することは絶対に許さない」というのは、アメリカ全体の断固としたコンセンサスであろう。

邪悪な社会主義中国を建国した毛沢東は、これまで行ってきた「大躍進政策」や「文化大革命」を見ても、英雄でも何でもなく、トンデモナイ悪魔的指導者であり、それを手本とする習近平もトンデモナク悪い独裁者である。

 今年は、自由、民主主義、宗教の価値観を持つ者は、全体主義中国に内外から声を上げて、習近平の悪政を食い止める年である。完

 


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