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統一地方選、笑うは菅官房長官。沈むは二階幹事長、麻生副総理の自民党内

  41道府県議選は、自民が1158議席で過半数に達した。立民は30議席以上伸ばし、国民は大幅に減らし、公明は辛うじて現状を維持し、共産は少し減らした。

とくに国民民主は、政党としての存在感が希薄であり、魅力にも乏しい。「もう一度、悪夢を見てもらう」という小沢一郎なる古狸を持ち出して選挙を戦うなどは、滅びに入る政党のやることである。

 今回の統一地方選で、一番熱かったのは、大阪ダブルクロス選で、大阪維新の会が、知事・市長選と府市議会選で、反維新の野合を破って完勝したことだ。

 どうも政治とは、一筋縄でいかないらしい、党と官邸の2つのパイプがあるからだ。

 昨年の12月28日、大阪府知事の松井一郎は、かねてから親交のあった菅官房長官と都内で会い、「大阪都構想の第2次住民投票が実施されなければ、11月の任期満了をもって政界を去る」ことを打ち明けた。

 菅氏は「そりゃダメだよ」と、強い口調で反対した。安倍政権と大阪府と大阪市が一体となって2025年の万博の誘致に成功したことを取り上げて「何のためにやったのだろうか?すべては日本のためにやったことだろう」と言った。それを「途中で投げ出すなんて」という思いが菅氏にあったのだろう。

 安倍政権にとって維新の会は、野党であるが、貴重な改憲勢力でもある。

 松井氏は、正月3日間を悩み抜いて、「大阪府知事と市長の入れ替えの奇策しかない」と考えて吉村氏と相談して同意を得た。

 今回のダブルクロス選は、松井氏にとって「政治家として、最後の戦いになる」と明言して臨んだわけである。

反維新勢力は、何と、自民、公明、立民、国民、共産党までもが相乗りであったが、蓋を開けてみると、松井氏と吉村氏の維新は、大阪府市民から圧倒的支持を得て勝利した。

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二階幹事長が、3回も大阪入りしたにもかかわらず、大阪の住民は、これまでの橋下徹大阪府知事当選以来の11年間にわたる大阪維新の会の実績を評価したのである。

「維新のお陰で、大阪が明るく元気を取り戻して、良くなっている」との実感が若年層や無党派層に広がっているからである。

7日の記者会見で松井新市長は「身の引き締まる思い、重責に対する緊張感の方が高い」として、万歳もやめた。

維新に反対した公明党の「常勝関西」のイメージは崩れた。大阪市議選で、現職の候補者が4票差、京都市議選での6票差で敗れたのだ。

吉村新府知事が「公明党が、この民意をどう受け止めるかが重要。このまま玉虫色を続けるならば全面対決すべきだ」と揺さぶりをかけた。

二階氏のひざ元である和歌山の御坊市議選でも自民の現職が共産党候補に負けるという波乱があった。

また北海道では、自民の推す38歳の前夕張市長の鈴木直道氏が野党連合の石川氏に勝った。菅官房長官も北海道入りして応援した。

福岡知事選では、麻生氏がゴリ押しした元官僚の武内和久氏が、現職の小川洋氏に敗れた。

 「候補者を残念ながら、当選させられなかった。まことにふがいない。我々の力不足。心から、お詫び申し上げる」と、麻生副総理の弁。

 さらに竹下・青木王国と言われる島根でも、自民党県議14人が反旗を翻して、現職の大庭誠二氏を破って、丸山達也氏を県知事に当選させた。

 総じて今回の統一地方選を見るに、令和の時代に旧勢力が沈み日本を変えようとする新しい勢力が台頭してきたという感じがするのである。完

 

 

 

 

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