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黄金の国ジパングを復活させた菱刈金鉱山

もう一つ元気の出るブログを書こう。それは鹿児島県伊佐市にある菱刈金鉱山のことである。

菱刈金鉱山は、宮崎県に近い鹿児島県伊佐市にあるが、そこは山間の、のどかな風景が広がっている盆地の一角である。

1982年、住友金属鉱山が、この地で6本のボーリング調査を行い、そのすべてに鉱脈が当たった。img_0[1]

このことに素早く反応したのが、伝説の「最後の相場師」と言われる是川銀蔵氏である。すぐに現地に飛んで金鉱石を確認してから住友金属鉱山の株を買い集めた。株は、うなぎのぼりに上がって、是川銀蔵氏は、翌年の1983年の長者番付1位となったのである。

あれから37年経った。菱刈金鉱山は、1985年から出鉱を開始して以来236・2トン(2018年3月末現在)の金を産出した。

これは佐渡金山の約3倍である。新たな鉱脈も見つかっている。推定埋蔵量は400トンを下らないという。

現在は年間6から7トンのペースで金を掘り出している。金の相場が崩れないようにとの配慮からである。img_8eaaaed462f210a3ad0e55c974de71b935087[1]

菱刈金鉱山の優れているところは、石英の鉱石1トン当たり約30から40グラムの金の含有量があること。世界的な平均は、1トン当たり約3グラムであるから、世界平均の約10倍の含有率である。1キログラムのゴールドバーを作るためには菱刈金鉱石約30トンが必要である。銀も産出されるという。

菱刈金鉱山は、標高265メートルの坑口から海抜マイナス50メートルまで、メインの3キロの坑道に枝分かれした156の坑道が迷路のように張り巡らされている。総延長は100キロメートルにも及ぶと言われている。

大型の鉱山用重機が自由に動ける坑道があり、最先端の坑道まで車で行くことができる。

採掘はドリルジャンボで穴をあけて、火薬を仕掛けて爆破する。その鉱石を専用ダンプで運搬し、外に持ち出す。選別は3段階に分けて行われる。

選別された金鉱石は、加治木港から住友金属鉱山の新居浜の東予工場に運ばれる。ここはかつて別子銅山があって栄えた住友金属鉱山の城下町である。

そこでさらに細かい選別が行われて金が抽出される。金は、現代では電子機器などの最先端の産業用として使用されるのが多いが、もちろん装飾品としても使われる。金は最も安定した価値の金属であることには変わりない。

黄金の国ジパングとして復活した菱刈金鉱山は、莫大な富を与えてくれる日本の象徴でもある。完

 

 


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