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「米中関係は、長い冬に入ってしまった」パンダハガー(親中派)元財務長官ポールソン

ヘンリー・ポールソン氏と言えば、元ゴールドマンサックスのCEOで、「リーマン・ショック」の際にブッシュ政権の財務長官に抜擢されて、70兆ドルを財政投入して、見事に金融危機を乗り越えさせた人物である。

さらに「チャイニーズ・ポールソン」とあだ名されるほどに、キッシンジャーと伴に「パンダ・ハガー」として有名である。

一説には王岐山の盟友として、中国の金融危機にも4兆元を投入してインフラ整備をすることをアドバイスしたとされる。

とにかく、これまでのアメリカの「対中関与政策」を強力に支持して実現させてきたのが、ポールソン氏である。

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いわば中国にとっての恩人である。

そのポールソン氏が、昨年の11月7日、シンガポールで開かれた「ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム」での基調講演をした。その内容は、中国との決別と言えるようなものであった。

「2013年に習近平氏が、国家主席に就任した時に『市場と民間企業が中国の発展を牽引する』と言ったことを信じたが、実際には、そうはならなかった。中国共産党が支配力を強めているからだ。あまりにも多くの分野で中国は、海外との競争に門戸を閉ざしている。こうした現状は、とても受け入れることができない」と、習近平政権の経済政策にガッカリしたことを語った。

「こうした中国の振る舞いが、アメリカ国内で、仲間を失う結果を招き、アメリカ国民を反中に結束させた」と、アメリカのビジネス界と国民の気持ちを代弁した。

そして「対中関与政策は失敗しつつあり、対中関係は間もなく『経済的な鉄のカーテン』が降ろされるかもしれない。アメリカと中国は、いずれも方針転換しなければ、『長い冬が訪れ、とてつもなく大きなシステミックリスクが生じる』」と警告した。

ポールソン氏は、アメリカと中国との本質的な違いを指摘して、

アメリカと中国の目指す方向性の違い

アメリカと中国の国際ルールへの見方が違う(南シナ海人工島など)

アメリカと中国の国際政治のオープン性の違い(中国のところには入らせないで、アメリカのハイテク技術を盗む)ことを挙げた。

このポールソン演説は、10月4日のペンス演説にも劣らないであろう大事な演説であった。

はたして習近平政権は、ポールソン氏の演説を「どのように受け取めたであろうか?」

 中国の受け取り方次第では、ポールソン氏に「君たち、もうダメかもしれないね」と言われかねないであろう。

 そのようなのっぴきならない状態になっているのが、今の「米中貿易戦争」に端を発した「米中新冷戦」なのである。完

 

 


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