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ジャック・マー(馬雲)は、中国共産党員だった

 11月26日付けの中国共産党の機関紙・人民日報で、「改革・開放の40年」で貢献した100人を表彰する記事があった。

 その中にIT企業のアリババ・グループの会長・馬雲氏が選ばれて、略歴に中国共産党員であったことが記載されていた。

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「やはりそうだったのか。ジャック・マーは、ニューヨーク株式市場で、アリババの株式公開を果たした時も、ダボス会議の時も、自らが中国共産党員であることを隠していた。しかし考えてみれば中国共産党員でなければ、ここまでアリババ・グループが巨大になることはなかっただろう」と、その事実に驚きと失望が広がっている。

すでにアリババやテンセントが扱うデータに関しては、中国共産党に筒抜けであると考えてよいだろう。

それは今、世界で騒がれている大手通信会社ファーウェイにしても、中共政府のサイバー・スパイ戦略を担っていたのだろう。

そうでなければ、ファーウェイの副会長・孟晩舟の逮捕で、あんなに中共政府がカナダやアメリカに猛抗議することもなかったであろう。

ジャック・マーと言えば、ネット通信中国最大手のアリババ・ドットコムのカリスマ創業者で、わずか19年で、従業員3万6000人を抱える、時価総額4200億ドル(約46兆円)の大企業に育てた人物である。

筆者の印象では、ジャック・マーは、映画「スター・ウォーズ」に出てくるヨーダのような容貌魁偉な、身長152センチの小男である。起業する前は英語教師をやっていたらしい。こんな男が、歴史に飛び出してくるのだから面白いものだ。

そのジャック・マー(54)は、9月10日、1年後に会長を退任して、CEOの張勇(46)に引き継ぎことを明らかにした。

翌9月11日、ロシアのウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の起業家の円卓会議で、プーチン大統領(66)から「馬雲さん、あなたは、まだ若いのに、なぜ引退するのか?」と聞かれた。

これに対してジャック・マーは、「大統領閣下、私は若くはありません。昨日ロシアで54歳の誕生日を迎えました。私は創業して19年間、懸命に働いてきました。でももっと多くの好きなことをやりたいと思っています。例えば教育や慈善事業です」と当意即妙に答えた。

しかし、このジャック・マーの言葉通りには受け取ることはできない。彼が引退を決めたのは、中共政府からの身の危険を感じたからであろう。

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なぜならば経済が大幅に衰退し始めた中国では、かつての名をはせた経営者たちが、続々と姿を消しているからである。

例えばニューヨークの有名ホテルなどを買収していた安邦保険の呉会長は、詐欺と職権乱用で、懲役18年の実刑判決を受けて、1800億円を没収された。

ドイツ銀行の筆頭株主である海航集団の王建会長もフランスの片田舎で不審な転落死をしている。

香港の超人と呼ばれた長江実業集団の李嘉誠会長も引退した。

大連万達(ワンダー)集団の王建林会長は、傘下のホテルを次々に売却するなどを企業業績が著しく悪化するなど、中国経済は沈みゆく船となっているからである。

ところでアリババの筆頭株主であるソフトバンクも、ファウェイやZTEと組んで5Gの携帯電話事業を進めていたが、アメリカ政府と日本政府のファウェイ排除方針に従わなければならなくなった。

すでに8月に、アメリカでは「国防権限法」が、トランプ大統領の署名によって成立されている。その法律の中にはアメリカ政府によるファウェイやZTEの排除があったはずである。

日本にとっても安全保障は、すべてに優先することであるが、それでもソフトバンクは、リスク管理に対応しなかった。

「孫正義社長は、果たしてジャック・マーのように、中国共産党につながる者なのか?あるいは日本の愛国者なのか?その名前の通り正義なのか?」まだ謎である。

はっきりしていることは、孫正義社長は、その戦略ミス判断によって、ソフトバンクの事業計画の根本的見直しをせざるを得ないことである。

今、世界各国は、「アメリカを取るのか?中国を取るのか?どちらの陣営に属するのか?」という選択を迫られている。

これは、すでに約1年半前に東京ドームで、大川隆法総裁が「人類の選択」と題しての大講演会において、「2017年以降には、日米を基調とした自由と民主主義の国家体制が、いまだ世界のリーダーとして引っ張り続けていくのか。それとも北朝鮮や中国のような、報道の自由もなく、言論の自由もない全体主義国家が、恐怖によって世界を支配するのを受け止めるのか。今、そういう選択肢が来ています」と、指摘したことが、今年になって米中貿易戦争として顕著になっているのである。

世界は、すでに「米中による新冷戦の時代に入った」ということを、はっきりと認識しなければならないだろう。完

 


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