FC2ブログ

記事一覧

中国の南シナ海実効支配には「自由で開かれたインド・太平洋戦略」で巻き返す

 安倍総理の訪中直後の10月28日に、インドのモディ首相が来日して、13回目となる首脳会談が、山梨県鳴沢村にある安倍総理の別荘で行われた。

これまで別荘に招待された元首は、モディ首相が初めてであるように、この二人の首脳は本当に親密な仲である。

中国の下心外交と違って、日本は、心からもてなす外交である。インドでは「モディ首相を、ここまでしていただいて、誇らしい」と、大きな反響を呼んでいるそうだ。

残念ながら当日は曇っていて、富士山は顔を見せなかったが、「いずれ晴れますよ」と、モディ首相に言った安倍総理の言葉が印象的だった。

 翌29日には首相官邸で「自由で開かれたインド太平洋戦略」について話し合った。

その際、海上自衛隊とインド海軍の協力発展に向けた戦略的パートナーシップを推進し、アメリカなどとインド洋や南シナ海の航行の自由を確保することで合意した。

またインド北東部のインフラ整備や「一帯一路」に対抗する「質の高いインフラ」で、インド・太平洋地域のインフラ整備で協力することを確認した。

日本とインドでAI技術の共同研究などデジタル分野での人材育成や企業促進をするために26件の合意をした。

さらに金融危機に備えて総額750億ドル(約8兆4000億円)の通貨スワップ協定を締結することも決めた。

共同声明では「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進するために、安全保障や経済分野で、日本とインドが連携強化していくことで合意した。

そのための外務・防衛担当閣僚の協議を設置することにした。reuters20161112113645-thumb-720xauto[1]

 安倍総理とモディ首相との信頼関係は極めて強く、自由、民主主義、法の支配、宗教の大切さなど普遍的価値観を共有する日本とインドの絆の深さを見せつけて、中国の軍事拡張をけん制するという狙いもあった。

 インドは、オーストラリアとともに日米が推進している対中包囲網の準軍事同盟国であるからだ。

 日本は、インドで一番尊敬されている国の一つであるという。

インドの国民は言う「日本は、イギリスの植民地政策に対してインドやアジアの諸国を解放するために戦ってくれた」

「敗戦で倒れても、日本人のように、すぐに立ち上がれる国民はいない」

「日本人は誠実な民族で、前向きな精神を常に持っていて、他人への同情も忘れない」

「日本は、最も信頼できる民主主義国家だ」

「日本の宗教はハイクオリティーである」と。

敗戦後に「日本無罪論」を唱えたパール判事がインドでも脚光を浴びているそうである。

                 Radhabinod_Pal[1] パール判事

また日本に亡命してインドの植民地解放に奔走したチャンドラ・ボースも見直され始めた。

昨年の9月14日に安倍総理が訪印して、ベンガル湾沿岸のアーメダバードとムンバイ間505キロを結ぶ新幹線方式の高速鉄道の起工式に参加した。総工費は約1兆6000億円で、その8割の円借款が供与された。

 201805070401003-1[1]

これらの鉄道技術や経済援助にインドの国民は大いに感謝して「日本人こそ、本物の友人だ」と思っている。

また日本においては、インドから発祥した仏教が日本に伝来してきて、日本の伝統文化となった。そういう意味ではインドは精神的な大恩人でもある。

 今や日本の国民食で、子供も大好きなカレーも、インドから伝わってきた。

インド人は、0を発明したように、数学に秀でている現代のIT先進国でもある。今後インドの存在感は、ますます増してくるだろう。

「中国と違ってインドは、日本から受けた恩を、決して忘れない国である。将来は必ずアジアの経済大国になるであろう」と、多くの日本人は思っているのである。

日本とインドの関係強化は、アジアや世界の安定にとって大きいと言える。

 


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

安田一悟

Author:安田一悟
FC2ブログへようこそ!

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
296位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
79位
アクセスランキングを見る>>

来場者数