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「世界の警察のトップが拘束されるなんて、中国は何と言う国なのか」

 ブラック・ギャグか思われるような驚きの異常な国際事件が起きた。

 9月25日以降から行く先不明になっていたインターポール(国際刑事警察機構)総裁の孟宏偉氏が、中国の当局に身柄を拘束されていたことが判明した。

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 8日、中国共産党の汚職摘発機関が「孟宏偉を違法行為の疑いで、目下、国家警察が監察・調査している」と発表したからである。

 インターポールは「ルパン三世」の銭形警部が所属しているということで、日本では子供でも知っているような職名で、フランスのリヨンに本部があり、加盟国は190か国にも及ぶ国際刑事警察である。

そのインターポールの孟宏偉総裁に、あろうことか中国政府が「重要な会議があるから帰国せよ」として、おびき寄せて、北京空港で拘束して連行してしまったのである。

この事件についてフランスのラクロワ誌は「国際社会における中国のイメージは深く傷ついた。中国は国際社会の責任よりも、共産党を優位におく選択をしたことで、大きなツケを払うかもしれない」と批判している。

今回も「中国では国際法治のルールが、全く通用しない国」と言うことを世界に発信してしまったのである。

7日、インターポールは、中国政府から「孟氏が総裁職から辞任する」という連絡を受け取った。

中国の国際社会での傍若無人ぶりが目立っているが、当の中国政府は「褒められこそすれ、非難される筋合いはない」という開き直り方である。

孟宏偉氏が拘束された理由は、いろいろと憶測されているが、表向きは収賄罪であるが、インターポール総裁の地位を利用して習近平政権の高官たちが、海外に持っている秘密口座を調べたとされるのである。それが明らかにされると不都合であることで拘束されたというのが一つである。

さらに権力闘争で、習近平政権の暗部が敵側に握られると、政権が危ういものとなるから抹殺しかなかったという理由もある。

いずれにしても「あまりにも中国共産党の裏を知りすぎた男」として、アメリカに亡命している大富豪の郭文貴が「孟は刑務所、そして死しかない」と言っていたことが実践されたわけである。

そういえば、海航集団のトップであった王健氏がフランスの田舎で足を滑らせて転落死したことも不審死である。

また中国のハリウッド女優ファン・ビンビンが、6月から謎の失踪を遂げて、約4カ月後、中国政府に脱税容疑で拘束されていることが分かった。

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ファン・ビンビンが、追徴課税146億円の支払いを命じられたことは、皆の記憶に新しい。

米中貿易戦争で、アメリカに追い込まれている習近平政権としては、国民の不満を背けるために、大富豪や汚職政治家や軍人を見せしめのために摘発することに向けられている。

しかし習近平政権の、こうしたやり方は、けして国際社会の理解を得られず、「中国は、何という怖い国なのか」という悪印象を与えかねないものであろう。完


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