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昭和の残像シリーズ⑤「あの三島事件とは何だったのだろうか?」B

 筆者の記憶を取り出しても、当時の「安保反対」の世の中の雰囲気というのは、「敗戦した日本に共産主義革命が起きるんではないか?」という漠然とした不安が確かにあった。

 三島は、「もしアメリカの占領軍が引き上げて、代わりにソ連軍が日本に侵略してきたら、共産主義革命が起こって大規模な粛清が行われるかもしれない。その粛清の対象となるのは、インテリの、誰が何を書き、何を言ったかで決まるであろう。であるから万一、左翼革命が起きた時が怖かった」というのが、多方のインテリの臆病な捉え方であった。  

 三島由紀夫は、戦後の復興と高度経済成長ばかりを追い求めるあまり、日本人が、日本の国の尊厳と「自分の国は、自分で守ろう」という最も大切な気概を失ってしまったことを憂いて、その平和ボケしてしまった日本人に警告し、世の中を変えようと思ったのであろう。

 しかし時は、高度経済成長の真っ只中にあって、日本で初めて大阪万博が開催されていた頃でもある。あまりにも時代が平和的で、経済発展の喧騒な時であったので、三島由紀夫の言葉に耳を貸すことはなかったのである。

          misima5[1]

  もっと違った時代ならば理解は得られたかもしれない。その早すぎた死が惜しまれるのである。

 三島は「最終的には文学者から政治思想家まで成長したかった。しかし私の考えが見直される時が必ず来ると思うんだ」と結んでいる。

この「霊言」からわかる通り、三島由紀夫は、誰もが認めるとおり文学者としては超一流で、ノーベル文学賞の候補であり、また政治思想家としても大成できる素質があったことが読み取れるのである。

なのに将来を嘱望されながらも、「憂国の情」を持って、日本人の心を揺さぶろうとして、あの若さで自刃して散っていったのである。

           mishima9aj[1] 三島由紀夫   

 北朝鮮や中国による軍事的脅威によって、日本国存亡の危機が迫ってきた現在になって、「三島由紀夫の遺した『憂国の精神』が、やっと国民に理解できるようになってきたのではないだろうか?」

 三島由紀夫の日本の国を深切思い、自決していった純粋な行動は、気概を持たない国は滅ぼされることを共感させるのである。

 しかるに現在、国民の90パーセント以上が自衛隊の存在を認めていながら、憲法学者の60パーセントが自衛隊の存在を憲法違反だとする矛盾を解決するためには、自衛隊を国防軍として認める「憲法改正」しかないのである。他に何があるというのだろう。あったら示してほしい。

「現在の『平和憲法』による『立憲主義』を主張する人たちよ。君たちは北朝鮮や中国の恐ろしさに対して、あまりにも甘すぎるのではないだろうか?もし日本が、他の国に侵略されたならば、どう国民に責任を取るのであろうか?」

取れるはずがないのである。

 今や国民の多くが「憲法改正」して自衛隊が戦えるようにしておかなければ、日本は侵略されるのではないかと認識されるようになってきたのである。

 時は熟した。「三島由紀夫事件」から約50年目にして、やっと巡ってきた「憲法改正」の本格的論議のチャンスである。

「自分の国は、自分たちで守らなければならない。さもないと他の国に侵略されて滅ぼされてしまう」という日本存亡の危機意識とともに改めて「三島由紀夫事件」を見直さなければならないだろう。

 この三島由紀夫こそ「霊言」によると、日本神道の八百万の神々の中でも、天照大神の皇孫である「ニニギ命」の再来であったという。いわゆる「天孫降臨」なのである。

   20150909133053[1] 

         天孫降臨

 日本人の魂を目覚めさせるために昭和の、真っただ中に降臨してきたのだ。この霊的なことを知ったならば、「日本人よ、今こそ、いい加減に目を覚ませ」である。完  

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