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カペラホテルでの、北朝鮮の国家存続を賭けた「米朝首脳」のポーカー・ゲーム

 6月12日、シンガポールの南端のセントーサ島のカペラホテルで、初の「米朝首脳会談」が行われることに、世界中の注目が集まっている。

 何と約3000人のジャーナリストたちがシンガポールに集結しているという。

 AS20180606000808_comm[1] 1度は会談の中止がトランプ大統領から出されたが、数日で、ひっくり返って予定通りにやることが決まった「米朝首脳会談」である。

 それはペンス副大統領が、某テレビ番組で「北朝鮮は、トランプ氏を翻弄できると考えているとしたら、大きな間違いだ」と、けん制したことから始まった。

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の発言に北朝鮮の崔善姫外務次官が噛みついて「身の程知らず、彼が、どんなに政治的に愚鈍な間抜けであるかを、推測して余りある」(この発言は、崔次官自身に向けられるべきものであるが)と、罵詈雑言して核戦争も辞さずと、アメリカを挑発したことにある。

これにトランプ大統領が激怒して、首脳会談を中止する書簡を金正恩あてに送ったのだ。

書簡では「委員長は、貴国の核能力について言及されていますが、当方の、それは大規模、かつ強力であり、私は使用される必要がないことを神に祈ります」という、核戦争も辞さないという脅しの内容である。

この書簡に、さぞかし金正恩は、胆を冷やしたことだろう。翌日に韓国の文大統領と再会談して、トランプ大統領に「北朝鮮が切実に会談する必要がある」ことを仲介してもらい、首脳会談が、再び行われるようになったという経緯がある。

 6月7日、擦り合わせのための「日米首脳会談」がホワイトハウスで行われた。 

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 その共同記者会見で、トランプ大統領は「席を立つ用意はある。だが、その必要がないように願う。北朝鮮が非核化に向けて行動するまでは経済制裁を解除しない。非核化しないというなら、それは受け入れられない。会談が失敗すれば、経済制裁を強化する」と会談への明確な決意を表明した。

「非核化するのか?さらなる経済制裁を受けるのか?金正恩は、どちらを選ぶのであろうか?」切るカードは2枚しか残されていない。

これ以上の経済制裁を受けたら北朝鮮が国家破綻してしまうからこそ、「米朝首脳会談」に応じたのであろう。

であるならば金正恩は、「非核化を受け入れる」しかカードは残されていないはずだ。問題は、その「非核化」の中味と、どのように具体的に「非核化」していくかの方法論である。

トランプ大統領は、あくまで「CVID」(完全で検証可能、かつ不可逆的な非核化)を求めている。それ以外の交渉の余地は全くない。

おそらく首脳会談は、「非核化」の大枠合意がなされて、次回から完全な「非核化」に向けた具体的な協議となるだろう。

 金正恩にしてみれば、時間稼ぎをして、核ミサイル技術を、どこかに隠しておきたいところであろうが、しかしアメリカは、これまで何度も北朝鮮に合意を反故にされてきたので、もうそんなことは許さないだろう。

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もし北朝鮮が約束を破ったならば、アメリカは、その時点で、海上封鎖を行い、軍事攻撃へのオプションに移るだろう。

戦争になるならば、北朝鮮という国家は、アメリカの圧倒的な軍事力によって、たちまち壊滅してしまいかねない。

トランプ大統領は、この会見で「北朝鮮が終戦宣言に合意する可能性がある」ことにも言及した。

とりあえず金正恩を、ここまで交渉のテーブルに引きずり出したトランプ大統領の手腕は、さすがである。

 トランプ大統領のディールは、「型破りで、手の内を見せないで、言葉によって相手を揺さぶり、まったく予測不可能である」とされている。

こんな時に「トランプ大統領が、どのように考えているか?」という心の中を読み取るのに、一番役立つのが、大川隆法総裁による守護霊霊言である。

なぜならばトランプの守護霊の本心が語られて、本人に大きな影響を与えるからである。

それによると「私を信頼してほしい。2020年までに北朝鮮の悪しき体制を破壊するつもりだ。ノーベル賞より、正義と良心に従うのみ。金は負けを認めよ。すべての核兵器、ミサイル、生物・化学兵器を放棄しなければ、軍事システムをすべて破壊する」と堅い決意でいる。

ペンス副大統領は「北朝鮮が、非核化に応じなければ、リビアのようになる」とも牽制した。

リビアのカダフィーと北朝鮮は親しかったのであるから、独裁者の悲惨な最期は他人事ではないだろう。25sld1[1]

過去に数百人の幹部たちを虫けら同然に処刑してきた恐怖の独裁者・金正恩も、自分の命だけは保証してもらいたいらしい。

その「リビア方式」を実行したボルトン安全保障担当補佐官も、米朝首脳会談に同行するようである。もちろん元CIA長官であったポンぺオ国務長官も参加する。

まるでトラが、これまで虚勢を張っていたネズミを追い込んでいるようにも見えるのである。これほど周到な凄みのあるアメリカ外交は、お目にかかったことはない。 

「追い詰められた北朝鮮の金委員長が、はたして、どのようなポーカー・カードを切るのか?」

トランプ大統領は「チャンスは1度しか与えない」と言った。ドキドキするような歴史的瞬間が近づいているのである。続く

 

 

 

 

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