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終身皇帝に即位した中国の習近平主席は、「はたして世界の救世主なのであろうか?」とんでもない

 「終身独裁皇帝・習近平を産んだ2018年は、歴史の転換点になるだろう」とブログで、大きく書いた。

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すでに、その兆候は、昨年10月の中国共産党大会で顕著に現れてきて、今年になって国内の習近平国家主席の「神格化」の動きが、ますますエスカレートしてきていた。

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2018年1月25日の人民日報は、1面トップで、1年前の習近平主席のダボス会議とジュネーブの国連欧州本部での「開放型の世界経済」の演説を取り上げて、「思想の光で、世界の進路を導こう」と題する論説を掲載した。

また翌26日に人民日報は、1面で「人類の進歩と変革を導く力」というタイトルで、「2つの基調講演は世界の人民の声を代弁し、世界全体に大きな影響を与えた。『世界がどうなるか、我々はどうすべきなのか』の迷いが広がっている中で、中国の理念の光は、人類発展の方向性を示した」として、「2つの歴史的演説は、哲学の高いレベルから人類の運命を解き明かした。それは大海原の灯台のように船舶の進路を導き、時間と空間を超えた思想的魅力を放った」と、絶賛する記事で書かれてある。

さらに29日の新華社通信に至っては、「人類の進路を示した習主席の2つの講演は、知恵の声を大地に広げ、真理の光を持って暗闇を照らした」と、あたかも「習近平教」が誕生したかのように表現されている。

 このように人民日報と新華社は、習近平演説を、この地球上の人々に光と喜びを与える「福音」のように書いて、習近平主席を、まるで「人類の救世主」のように祀り上げていたのだ。

そして3月の全国人民代表大会で、いとも簡単に憲法が改正されて、習近平主席の終身独裁を満場一致で認めてしまったのである。          eight_col_051_XxjpbeE001088_20171018_TPPFN0A001[1]

この衝撃的なニュースに、さぞかし世界の国々のマスメディアは、「中国への民主化の幻想は完全に打ち砕かれて、習近平主席の終身独裁に反対する声を上げるだろう」と思ったが、そうでもなかった。日本のマスメディアでも、一部を除いて、それほど反発を持って取り上げられなかったことには著者は正直言って驚いた。

意外にフランスのマスメディアが、「習近平独裁警戒論」を取り上たようである。

まずルモンド紙が、直ちに「習皇帝の即位」という社説を掲載した。その中で「習氏は、あくなき個人権力の追求者と成り下がった」、また「習氏は政治自由化への期待を完全に裏切った」と厳しく報じていた。

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そのルモンド紙は、1年2カ月前に、スイスのダボス会議で演説した習近平主席を「自由貿易の旗手」とまで称えたのとは、真逆の評価であった。

またフィガロ紙は「中国は、ヨーロッパの援助が必要な途上国だという顔をした。次にWTOルールを守る友好的な貿易大国の顔を見せた。ヨーロッパがそれを信じている間に、ものすごい勢いで先端技術を横領した。中国が、次に示す顔は、ヨーロッパに一帯一路構想で貿易覇権を広げ、徐々に植民地化することだ」と、これまでの中国に騙されたという感覚で、警戒感を露わにした。

EUは、東西冷戦時代の苦い経験から、ロシアのプーチン大統領が掲げる「大国復活」を警戒するあまり、中国に対しては大甘であった。その理由は、中国は資本主義経済を取り入れたので、経済が豊かになれば、中産階級が増えて、必然的に民主化に向かうだろうと安易に期待したが、習近平主席が終身の独裁者になったことで、完全に裏切られてしまったのである。

こうしてフランスをはじめとするEU諸国の中国に対する警戒感は広がりつつある。

EUは、過去に独裁者ヒトラーのナチスの侵略を被った悲惨な経験から、独裁者習近平の中国を、このまま見逃すはずがない。

中国国内においても、習近平独裁政権の国民に対する監視システムの構築がドンドン行われている。shima20171122-650x401[1]

全国の都市部では2億台以上の人工知能が内蔵された監視カメラが設置されて、24時間体制で、人々が監視されるようになっている。

恐ろしいことに中国共産党や政府に反抗する人々やウイグル人や宗教者は、この監視システムによって、すぐに身元が割り出されてしまうのである。そして容赦のない人権弾圧を受けているのである。

一方では習近平主席を神のごとく崇拝させて、他方では拝まないものを打ち殺すという『ヨハネの黙示録』に書かれているモンスターの仕業のようなことが現実に起こっているのである。

この悪魔のような独裁者の恐怖支配に、いかに勇気をもって立ち向かうかと言うことが、今、問われているのである。完


 

 

 

 

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