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中国、華春榮報道官の南シナ海問題の発言は、おかしくないか?

 華春榮報道官は、1月24日の記者会見で、「南シナ海での中国の領土主権と海洋権益は、議論の余地のないものだ」とし、「中国の行動は正当で、合法的なものだ」と強調した。また「中国は南シナ海の領土の主権と海洋の権益を守ると同時に、直接の当事国との話し合いで、争いを平和的に解決していく。国際法に基ずいて、各国が持つ航行の自由を守り抜く。アメリカは当事国ではない。事実を尊重して言動慎み、南シナ海の平和と安定を損なわぬように求める」と釘を刺した。


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 それに先立って2017年頭の習近平主席演説で、(南シナ海での中国の)「領土主権と海洋権益を断固として守る。誰であろうが、言いがかりをつけるのを中国人は断じて許さない」と、国際社会を脅している。

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 しかし、この中国側の、言い分は何かおかしくないだろうか?

 なぜならば前年の7月12日に、フィリピンが、南シナ海の領有問題で、オランダ、ハーグにある国際仲裁裁判所に提訴した裁定が下された。それによると、中国の言い分は「法的根拠がなく、国際法に違反する」とされた。また「人工島周辺には排他的経済水域はない」というフィリピンの主張が認められたからである。しかし中国は、この国際裁定を「紙くずである」として、全く受け入れていないのである。


 国際法によって、そのように裁定されたのにもかかわらず「中国の領土主権と海洋権益は、議論の余地のないものだ。中国の行動は正当で、合法的なものだ」と、華春榮報道官は言い放ったのである。


 また習近平主席が「誰であろうが、言いがかりをつけるのを中国人は断じて許さない」と、あろうことか、国家の最高責任者が、恫喝まがいの発言をしているのである。これでは国際ルールも何もあったものではない。「中国とは、国際ルールにも従わない。そういう国である」ということを世界は改めて知ったのである。


 そもそも南シナ海は、日本にとってもシーレーンなどの重要な航路帯であり、また石油や天然ガスなど資源の豊富な海域で、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイなどの国々が、それぞれ領有権を主張している処である。それを中国が、勝手に設定した「九段線」なる境界線を根拠として、南シナ海の、ほぼ全域に管轄権を持っていることを主張しているのである。
 この中華帝国の南シナ海での軍事基地化に対して、「有言不実行』のオバマ前大統領は、「自由の航行作戦」としてイージス艦や空母ステニスを南シナ海に航行させただけで、中国の、人工島の軍事基地化を阻止できずに、ただ手をこまねているだけだった。


 その間に中国は、急ピッチで、7つの人工島を造成して、それらに滑走路やレーダーやミサイル基地を建設するなど、軍事化を完成させてしまったのである。


23日、就任したばかりのトランプアメリカ大統領の、ホワイトハウス、スパイサー報道官は、記者たちの質問に「我々は、公海でのアメリカの利益を守っていく」、人工島について「中国の領海ではなく、公海上に造っているのであれば、われわれは公海が奪われない内容防衛する必要がある」と、南シナ海問題に対して、ごく普通に答えた。


 それに対しての中国の反発が、冒頭の華春榮報道官の「南シナ海での中国の領土主権と海洋権益は、議論の余地のないものだ」とし、「中国の行動は正当で、合法的なものだ」という発言である。


 これまで中国は、ことあるごとに、この手の自己中の恫喝外交を繰り返してきた。しかしそれも通用しなくなってきたのである。

 その一つにはアメリカのトランプ政権の対中強硬姿勢がある。国防長官に元軍人で、中央軍司令官だったマティス氏を起用して、海軍力によって南シナ海での中国の軍事拡大を封じ込める姿勢に出たのである。


 二つ目はアメリカの同盟国である日本の意識の目覚めである。それが端的に示されたのは、アパホテル騒動である。これまで中国が文句を言えば、引っ込む。脅かせば金を出して穏便に済ませていた日本が、しかし今回は、そうではなかった。「横暴な中国に対して、よくものを言った」というアパホテル会長への支持・激励が、一万件以上にものぼったことである。やはり日本人のサムライ精神は残っていたのである。これまで温厚過ぎた日本人が怒った時は、怖いのである。


 「中国の、おかしい発言は、おかしいのである」、「中国の、おかしい行動も、おかしいのである」と、はっきり言おう。政治家が腰抜けならば、国民が言うしかないのである。

神を信じない国チャイナ・レプが、地球の覇権を握ることには、神を信じる国、断固反対なのである。そういう世界にしないためにも、今、日本人の勇気が試されているのである。 
         

 さらに詳しくはアップルの電子書籍 『米中激突』で。


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