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富岡八幡宮斬殺事件の謎・異次元考証

 師走に背筋も凍るような激震が走った。あろうことか有名神社の境内において、前代未聞の凄惨な日本刀殺人事件が起きたのである。

 2017年12月7日の夕方8時頃、江東区にある富岡八幡宮の宮司・富岡長子さん(58)が車で帰宅してドアを開けた瞬間、待ち伏せしていた元宮司・弟の茂永(56)と、その妻・真理子に襲撃されて刺殺されたのだ。

 現場を目撃した人から聞いた話では、倒れていた白い服を着た長子宮司の、首元に折れた日本刀が突き刺さっていて、抵抗した傷が胸のほか複数カ所あり、腕が一本切り取られて、すでに出血多量で即死状態だったという。運転手が100メートルほど離れたコンビニまで逃げたが、ニット帽と黒い衣の真理子に追いかけられて、日本刀で右肩から腕にかけて50センチほど斬られる重傷を負ったが、「お前だけは許してやる」と言うと再び富岡八幡宮の方へ引き返していったという。

 その後、茂永容疑者は、妻の真理子の左胸や腹を刺した後に、自身の心臓を3度突き刺して自殺を遂げたという。 

 事件が起きた富岡八幡宮は、江戸初期の1627年に創建されて、徳川家からも手厚い庇護を受けて、390年間も続いている東京下町にある最大の八幡宮である。8月に行われる「深川八幡祭り」は、「神田祭り」と「山王祭り」と並ぶ江戸3大祭りの一つで、神輿の数は120基を越え、中でも佐川急便の創業者である故佐川清社長から寄贈されたダイヤモンドとルビーがはめ込まれた豪華な金神輿もあり、深川の町を練り歩いて人々を熱狂させる祭りである。     hachiman1[1]

 また富岡八幡宮は、江戸勧進相撲の発祥地で、歴代の横綱も土俵入りを奉納する神社で、横綱稀勢の里の土俵入りも奉納されたところである。そんなところで、この事件が起きたのであった。

 茂永容疑者は、富岡八幡宮の跡取りとして裕福な環境で育てられたこともあって、小さい頃から何をやらかしても許されるような、わがままな放蕩息子だったようである。 

  1995年に、宮司の父親が病気で入院したために急きょ宮司を継いだが、月収が300万円以上もあったことから、毎晩銀座のクラブで豪遊したり、ラスベガスでギャンブルをするなど金使いが荒く、また女性にだらしがなく3回も離婚している。このような神職にあるまじき素行の悪さで、氏子たちの評判がすこぶる悪く、2001年に宮司を解任されてしまったのである。

 父親の興永氏も相続権をはく奪する廃除を東京家裁に請求しているから、余程のことであったのだろう。父親が再度宮司に復帰している。

 代理人の弁護士によると、姉の長子さんは、2001年以降、宮司を退任した茂永容疑者に退職金を1億2000万円も支払い、毎月30万円の経済支援を続けていたという。宮司を退く際に茂永容疑者は、富岡家や責任役員や総代らに迷惑をかけたことを詫び「今後一切の迷惑をかけない」ことを約束し、破った場合には送金を止めることで合意が交わされた。

 しかし宮司を辞めさせられた事への茂永容疑者の恨みは執念深く、合意は反故にされて「必ず今年中に決着するから覚悟しておけ。積年の恨み、地獄へ送ってやる」などと脅迫文を姉の長子さんへ送りつけて、06年には脅迫容疑で逮捕されている。

 また11年には、茂永容疑者の頼みの綱であった息子も不真面目であったので、長子さんから懲戒解雇された。 

 2010年に父親の興永氏が引退したために富岡神宮では7年間も宮司が空位の状態が続いていた。2017年9月に神社本庁から離脱して、やっと長子さんが宮司を継げた3か月後に、このような凄惨な事件が起きたのであった。

 事件前に茂永容疑者は「長子宮司を永久追放して自分の親せきを宮司にすること」などを氏子らに求めて「私の要求が実行されなかった時には、この世に残り怨霊となり、要求に異議を唱えた責任役員とその子孫に永遠に祟り続けます」という恐ろしい内容の手紙を氏子に郵送していたという。

 「茂永容疑者が、長子宮司を殺して自分も死ねば、最後の望みとして息子が宮司を継げるように『異議あるものに怨霊となり祟り続ける』と脅迫する手紙を書いて最後の凶行に走ったのではないか?」と関係者が語っている。

 以上のように、この事件は、単なる名門神社の跡取りをめぐって姉と弟の長年にわたる骨肉の争いというようなレベルではない異常性が感じられるのである。

 まず専門の剣術家が指摘するには「日本刀を持っていたとしても、普通は、そう簡単に人を斬れるものではない」そうだ。しかし現場には日本刀の他、短刀とサバイバルナイフ2本が凶器として残されていたという。

 また手紙の内容の酷さである。「積年の恨み、地獄へ送ってやる」とか、「この世に残り怨霊となり、要求に異議を唱えた責任役員とその子孫に永遠に祟り続けます」と、ここまで怨恨を表現するというのは常軌を逸している。

 「なぜ、そこまでの凶行事件に至ったのか?」ということだが、その原因は、茂永容疑者の強い恨み心が「目に見えない世界」(異次元世界)に同通して、悪霊に憑依されていたとしか考えられないのである。

 悪霊の憑依現象として「自分が、こうなったのは、アイツのせいである。アイツが悪いのだから絶対に許せん。神宮のためにもアイツを殺せ」という声が聞こえてくることは、よくあることである。相手を殺して、自分も自殺をする者には、たいていの場合は、悪霊が憑いている可能性が高いのである。

 さらに、この殺人事件の始末の悪いことには、元宮司という聖職者が、神聖な神社の境内で、宮司を殺めたという「バチ当たり」では済まないことである。

 しかも人を殺して、自害した元宮司が「怨霊となって祟る」というのであるならば、その場に激しい憎悪が残留していることであろう。まずその事件があった場所を完全浄化して、けして祟ることがないように、しっかりとした法力で「エクソシスト」(悪魔祓い)しなければならないだろう。このような穢れた事件は、2度と起こしてはならないのである。

 そして全国の神社も、この際に穢れや邪気を徹底的に払い、この世の欲にまみれて神主の仕事や生活をするのではなく、本来の、あの世である「高天原」(たかまがはら)におられる「八百万の神々」や祖霊を祀る「惟神(かんながら)の道」を歩まなくてはならないだろう。そして神社への喜捨は、皆、浄財であることを肝に銘じなければならない。

 まもなく「明治維新150年」目の新年を迎えるのであるから…

 そして次に新しい天皇の即位である大嘗祭を執り行わなければならないのだから、改めて神社と神職の責任は重いことを知るべきであろう。完

 

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